BlackBerry Enterprise Server (以下 BES) でアクティベーションされた BlackBerry 端末向けの構成方法を書きます。 なお、想定する環境は以下の通りです。実際の運用状況や環境に合わせてお使いください。なお、 BlackBerry Administration Service (以下 BAS)は表示を日本語にすることもできますが、私はいつも英語の状態で使ってますので、日本語にされている方は適当に読み替えてください。 * 想定環境 * BES 5.0.x BlackBerry OS6 ( KuroELT6 は OS5 では動作しません ) ユーザーには自由にアプリケーションをインストールさせず、 BES に登録したアプリケーションだけを Push 配信する環境 * IT Policy ルールの作成 * KuroELT の機能を制御するためのオリジナルの IT Policy の項目を追加します。 1. BAS の”Policy - Create an IT Policy rule” をクリック 2. Policy ルールの定義画面が表示されるので、以下の4つの Policy ルールを作成。
(注意) Name は大文字小文字含めて正確に入力してください。間違えると制御できません。 全て作業が終わると、 Policy - Manage IT policy rules は、以下のような状態になります。 * IT Policy の設定 * ユーザーに割り当てる IT Policy を新規に作成するか、既存のものを変更します。以下、最低限必要なものです Location Based Services ポリシーグループ: Allow Geolocation Service = True User defined ポリシーグループ: KuroELT_AllowGUIMode = True or False ユーザーに画面を表示して手動でレポート作成を許可するなら True を、禁止するならば False に設定 KuroELT_Interval = 15-1440 アプリが自動生成するレポートの間隔。分単位。最小15、最大1440。 KuroELT_PeriodicTracking = True アプリによる自動生成レポートを有効にするかどうか。 Ture なら KuroELT_Interval の指定に従いレポートを作成。 KuroELT_RepAddr = (メールアドレス) レポートの送信先アドレス。ブランクならばユーザー自身(端末のデフォルトメールアドレス)に送信される。管理者や上司など、特定のメンバーにしかアクセスできないようなメールアドレスを用意し、そのアドレスをこのポリシーにセットする場合に使用。 Security ポリシーグループ: Disallow Third Party Application Downloads = False
* アプリケーション制御ポリシーの変更 * 必須アプリケーションに対するアプリケーション制御ポリシーを変更し、 KuroELT に必要な権限が割り当てられるようにします。この設定を行わないと、アプリケーションが稼動した際、ユーザーに GPS による位置の特定を許可するかどうかのプロンプトが端末上に表示され、かなりうざいです。会社から自動配布のアプリとして定義するため、ほとんどの機能を Allowed に設定しても問題ないと思います。 1. Software - Applications - Manage default application controle policies をクリック 2. 必須となるアプリケーション用の Standard Required のポリシーをクリック 3. Access settings タブに切り替え、編集モードにし、以下の設定を行います。保存も忘れずに。 Is access to the email API allowed = Allowed ( メールでレポートを送信するために必要 ) Is access to the GPS API allowed = Allowed ( GPS の機能は当然必要 ) * ソフトウェア設定の準備 * ユーザーに自由にアプリケーションをインストールさせない制御を実現するため、ソフトウェア設定を作成します。なお、全ユーザー向けに必須のアプリケーションを登録し、それ以外のアプリはインストールさせないソフトウェア設定にします。 まだ何もソフトウェア設定を行ってない状況を想定し、新規に作成します。(既存のものがあればそれを流用してもOK) 1. Software - Create a software configurations をクリック 2. Name に適当な名前( 私は RequiredApps とした )をつけ、Disposition for unlisted applications は Disallowed に設定( ここが Disallowed だとユーザーは自由にアプリケーションをインストールすることができなくなる。 Optional だとインストールできてしまう )。 3. 保存後、ユーザーやグループなどに上記ソフトウェア設定 RequiredApps を割り当てる。 * アプリケーションの登録 * BES からアプリケーションを Push できるように登録します。まずは BAS にアプリケーション自体を登録します。(事前に BAS にアプリケーション保存のための共有フォルダの指定を行う必要があります。管理者ガイドの”BlackBerry Java アプリケーション用の共有ネットワークフォルダーの指定”のセクションに書いてあります) 1. このページ下部に添付されている Zip ファイルを PC に保存 2. Software - Applications - Add or update applications をクリック 3. 1 でダウンロードした KuroELT6 の Zip ファイルを指定して、作業を進めて Publish します 登録作業はこれだけです。同じアプリケーションのバージョンが異なるものを登録した場合も、自動認識して、バージョンが複数登録されるので便利です。 * アプリケーションの配布設定 * この段階で、ソフトウェア設定 RequiredApps が対象のユーザーやグループに割り当てられているはずです。この RquiredApps に登録した KuroELT6 を必須アプリケーションとして追加すれば、 BES が勝手にアプリケーションの Push をしてくれます。 KuroELT6 が対応している OS6 の BlackBerry に対してのみ Push されます。同じソフトウェア設定を OS5 のユーザーに対して割り当てても、 BES が OS のバージョンをチェックして配信するので問題ないです。エラーなどにはならないので気にせず全ユーザーに配布してしまいましょう。 1. Software - Manage software configurations をクリック 2. 対象のソフトウェア設定である RequiredApps をクリックし、編集モードに。 3. Applications タブに切り替え、 Add applications to software configuration をクリック 4. アプリケーションの選択画面になるので、追加したい KuroELT6 のバージョンにチェックを入れ、 Disposition を Required にして、Add to software configuration をクリック 5. Save all をクリックして保存 この作業で、RequiredApps のソフトウェア設定に KuroELT6 が必須のアプリケーションとして登録されたので、このソフトウェア設定が割り当てられているユーザーに対し、 BES が順次処理を行いアプリケーションの配信をやってくれます。多少時間はかかりますが、管理者がボーと待つだけです。 また、アプリケーション制御ポリシーで GPS やメールの機能も許可に設定してあるので、ユーザーの BlackBerry にアプリケーションが配信されれば自動的にレポートが開始されます。 なお、ユーザー個々にどのアプリケーションが配信されるか確認することもできます。 1. Mange users をクリックして、対象のユーザーを開く 2. Software Configuration タブを開く 3. 適用されているソフトウェア設定の名前が表示されていることを確認し、 View resolved applications をクリック * 補足 * 面倒に感じるかもしれないが、最初だけ。 配布したいアプリを増やす場合や、配布済みのアプリの上位バージョンを入手した際、Add or update applications からZipファイルを追加し、ユーザーに割り当ててるソフトウェア設定( RequiredApps )に追加するだけです。 また、配布済みのアプリケーションを削除したい場合は、同じく RequiredApps のソフトウェア設定から、アプリケーションを削除すれば BlackBerry から自動的に削除されます。 |

